OKA

東京ドキュメンタリー映画祭2024
長編部門コンペティション
グランプリ受賞作品

ドキュメンタリー映画

OKAは手ぶらでやってくる

牧田敬祐監督作品

挿入歌 友部正人

2024年/日本/90分/ドキュメンタリー
製作:特定非営利活動法人 映像記録
ウェストサイドプロダクツ

Ⓒ2024 NPO映像記録/ウェストサイドプロダクツ


予告動画


About Movie

この映画について

売られる子どもをなくしたいと
東南アジアに飛び出した男がたどり着いた
当時の世界最貧国カンボジアでの苦闘を記録した

ドキュメンタリー映画

 

⭐️ ⭐️ ⭐️

映画「OKAは手ぶらでやってくる」は、2022年にこの世を去ったカンボジアの一人NGOのOKAこと栗本英世(くりもとひでよ)の人生を、15年以上に亘って撮影した記録映像を基に、人身売買を無くそうと悪戦苦闘した氏の足跡を追いかけた、タイ・ラオス・カンボジアでの撮影を加えた、さすらう映画(ロード ムービー)です。
詩人でシンガーソングライターの友部正人さんの歌が旅に寄り添います。

Photo: OKAこと栗本英世

主人公の栗本はカンボジアの人々から「オカ」(カンボジア語でOKAはチャンスの意味)の愛称で親しまれ、1996年から内戦終了後のカンボジアに入り、難民たちが暮らす地雷原の村々で現地の人たちと協力し合って地雷を取り除き、草葺きの学校を建てて回りました。
そのユニークな活動は多くのマスコミが取り上げ、作家船戸与一は彼をモデルにしたハードボイルド小説「夢は荒れ地を」を書き下ろしました。

Photo: 地雷の撤去


Story

ストーリー

・1980年代後半、東南アジアに飛び出した栗本(OKA)はラオスやタイの山岳部で売られる子どもを懸命に助けようとするが、親が立ちはだかり失敗続きだった。

・やがて、内戦が終了したばかりのカンボジアにたどりついた栗本は、タイから帰国した難民が暮らす地雷だらけの村で、村民と一緒に手掘りで地雷を除去しはじめる。

・一方、難民の子ども達をターゲットとする人身売買と闘うために、親のいない孤児たちを守る「こどもの家」を開設し、地雷原の村に識字教育をする草葺きの寺子屋づくりを始めた。

・一方 「慈悲魔(じひま)」というインドのアウトカーストの子どもが喜捨をもらい物乞いをして生きていけるようにと、手足を切断されるような構造が、カンボジアにもあてはまり、それは支援する側の責任であることを告発し、お金に頼らないで自立を促すような支援活動を模索し続けた。


監督メッセージ

夢が萎んでいく時代に贈る
さすらう映画

売られる子どもをなくしたいと東南アジアを彷徨った
OKAさんの熱い想いに触れてほしい
旅すること、人と出会うこと、共に食べ、歌い、
泣き笑いすることの温もりを感じてほしい

目に見えない力に「承認される」ことばかり求めて
自分を偽り続けるのも心底つまらない
ここらで、お金も情報もいったんどこかへやって
ふらっと手ぶらで旅に出よう!

牧田敬祐
記録映画監督

1958年京都府生まれ
主に民俗芸能などの民俗に関わる記録映像を制作
劇場公開ドキュメンタリー映画「戦影」2020年等がある


Message

著名人からのメッセージ

彼は何ももっていない。でも彼がやってくると希望が生まれる。
彼は何かをしてくれない。でも彼と一緒にいると、
何かをしようと元気がでる。
彼の中の種火が燃えるとき、何かが動き出す。

今関信子(児童文学作家)

⭐️

栗本さんの手の中の未来。
未来は「種」で、栗本さんが手を開くと
その種はカンボジアの子供たちのものになる。
手を開いて未来をみんなのものにするために、
栗本さんは手ぶらでやって来たんだな。

友部正人(詩人・シンガーソングライター)

⭐️

栗本英世さんの人生は、圧倒的な力強さ!と、
溢れんばかりの熱!がみなぎっている。

松井良彦(映画監督)

⭐️

戦争、貧困、差別・・・
どす黒いアジアのカオスに
「ひとりNGO」で立ち向かった数奇な人生。

田中幸夫(映画監督)

⭐️

その生き方は、あまりにも純粋であり、
それゆえに苦悩の連続であったが、
周りの人たちの心を温かくし、
亡くなってからも多くの人たちの
魂の中に生き続けている。
私は、このドキュメントが次世代の支援活動に
きっとつながると確信している。

前林清和(神戸学院大学教授)

⭐️ ⭐️ ⭐️


劇場情報

2024年10月より全国ロードショー!

劇場名上映期間
大阪シネ・ヌーヴォ10/26 (土)~11/1 (金)
10:00〜
大阪シネ・ヌーヴォX11/2 (土)~11/8 (金)
12:00〜
兵庫神戸映画資料館11/15 (金)~11/19 (火)
13:30〜
名古屋シネマスコーレ12/21 (土)~12/22 (日)
10:00〜11:35
12/23 (月)~12/27 (金)
10:20〜11:55

東京ドキュメンタリー映画祭2024
長編部門コンペティション
グランプリ受賞作品

劇場名上映期間
東京新宿K’sCinema12/2 (月) 12:40
12/8 (日) 16:30
12/8は、監督舞台挨拶もございます。

NEWS

東京ドキュメンタリー映画祭2024
長編部門コンペティション

グランプリを受賞しました!

監督舞台挨拶

12月8日(日) 新宿K’s cinema

10月26日(土)・27日(日) シネ・ヌーヴォ 
11月2日(土)・3日(日)   シネ・ヌーヴォX
11月15日(金)・16日(土) 神戸映画資料館

映画情報リンク

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Staff

スタッフ

制作:松林展也 小林洋一
脚本:牧田敬祐
撮影:吉本憲正 桜田純弘 梅本承平 鶴岡由貴
録音・編集:細川雅浩
MA:吉田一郎(スレダボ) ガリレオクラブ
題字:糸田トコ
アニメーション:徳永尚和
バリアフリー字幕:COMプラニング
デザイン:塩山一志 押方泰彦
Web:Haising™️

朗読・監督:牧田敬祐

助成:文化庁文化芸術振興費補助金
(映画創造活動支援事業)
 独立行政法人日本芸術文化振興会

2024 年/日本/90 分/ドキュメンタリー
製作:特定非営利活動法人 映像記録
ウェストサイドプロダクツ
Ⓒ2024 NPO 映像記録/ウェストサイドプロダクツ

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配給・問い合わせ

特定非営利活動法人 映像記録

〒530-0021 大阪市北区浮田1-5-16
シティライフ梅田202号室
TEL&FAX: 06-6375-2088 
e-mail eizo-kiroku@cap.ocn.ne.jp

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